友人たちと共に、1泊で長野県飯綱高原にあるいのちの森「水輪」という気付きと学びのコミュニティーを訪れました。自分の過去を振り返って共感できたこと、まだまだ学ばなくてはいけないことに気付かされ、自分の成長に欠かせない場所であり、将来的に深い関わりが生まれてくる予感がしています。
「水輪」は4万3千坪の緑豊かな敷地に宿泊、研修棟など16棟を要し農薬・化学肥料・動物性肥料を使わない農園、それを使ったレストランやクリニックを運営して、人の進化をテーマに様々なセミナーやイベントを開催し、世界中から多くの人々が訪れています。
出迎えてくださったのが、代表者の1人である塩澤研一さんで「水輪」の成立ちについて語られました。奥様のみどりさんとの間に50年前に授かったのが、早穂理さんで、脳に重度の障がいを負った赤子であった。4回の危篤を乗り越え、必死の介護をしていた夫妻であった。1軒しかなかった「水輪」に不思議なことに次から次へと人が訪れて来た。天河神社の柿坂宮司や高野山の宮島阿闍梨や映画監督の白鳥哲さん、そして京セラの盛和塾の稲盛塾頭。彼らから物質的な支援や励ましの言葉などをいただき、自分も一人ひとりが自己を清め、意識を高めていくための学びの場を提供したいと考え、全国を行脚して資金を集めて、今の形ができたということです。そして言います。現代社会は何が本当かウソかが分からなくなっている。マスコミ(新聞・テレビ)とネット関連で二元化して対立軸となっている。我々人類は二元的な損得の世界から1つであることを思い出し、自分の精神性や競争意識の在り方を変えていくことが大切と話されました。夕食の後、和太鼓のソーラン節の演舞がありました。踊る青少年たちは、皆ドロップアウトし、心に傷を持ち、問題を抱えて、乗り越えるために学んでいる人たちでした。現在は気迫の演舞をするまで回復し、その姿は、全身から溢れかえるような圧倒的なエネルギーの塊でした。最後に「水輪」で何ができたか、何を学んだかを話されました。とめどなく流れる涙を抑えることはできませんでした。感想を述べる機会をいただいて、「人を動かすものは、只、感動である」と話していました。
「水輪」のエネルギーの源は地球の聖地を通る18本の線の内、2本が「水輪」で交差しており、2つのストーンサークルであるようです。この源を十分に味わい、帰途につきました。
「水輪」のキーワードは「生き合う」です。人間の本来の幸せは1人で得られるものではなく、様々な人との関係性を通じてお互いに助け合い支え合う温かい繋がりの中で実現するということです。「生き合う」が自分の中のテーマとなりました。
また参ります。ありがとうございます。いのちの森「水輪」。
合掌