弊社は創業が1957年なので、もう少しで創業70周年になろうとしています。前にこの「ひとりごと」で書いたように企業は100年、200年と継続していくことが最も大切なことで、これを「ゴーイング・コンサーン」と呼びます。このためには何が必要かと申しますと、一にも二にも「人財」なのです。企業の人は必ず2:6:2の法則に分類されます。2の「人財」6の「人材」2の「人罪」です。自分はこの内のどれかを判断し、(まったくの自由判断です)「人材」か「人罪」の存在に気付いたら、上に向かって日々の行動や考え方を改めていくことがとても大切です。世の中にはいろいろな社長がいて、いろいろな「人財」像があって良いわけですが、自分が考える「人財」とは何かを改めて列挙します。
① 挨拶ができる
自ら先手の挨拶は相手に好感情をもたらし、潤滑油となる。積極的に挨拶できる人。
② 聞き上手である
相手の心を開くにはまずじっくり相手の話を聞くこと。自分の話をしたくても、相手の出方で、黙っていることができる人。
③ 多読である
問題ごとの解決のためには、関心ごと以外にも多くのヒントがある。本屋や図書館をうまく利用できる人。
④ 何事も関心をもち、すべてを自分ごととしてとらえる
社会や会社に起こる全てのことを自分に起こったこととして、自分だったらどう考え、どう行動するのかをいつも考える。柔らかな発想ができる人。
⑤ 「相手のために」を考えて発言する
部下に限らず、その人物の成長のためには、どうしたら良いのか、優しい言葉をかけるだけで良いとは限らない。いつも人の成長を願うことができる人。
⑥ 自分なりの目標を掲げてコツコツ行動する
一つの目標(関心ごと)を持つと日常にいてもその達成のために必要なことが下りてくる。
目標を常に思い続けることができる人。
⑦ 綺麗好きである
落ちているゴミを拾う。特にトイレは大切。
下座行の実践の舞台にできる人。
⑧ 時間厳守はあたり前である
時間に遅れることは相手の命を奪う殺人者であることを知っている人。
⑨ 人のためにお金を使う
お金はエネルギーである。相手にエネルギーを使うと、もっと大きなエネルギーを得られることになることを知る人。
⑩ 決して諦めない心をもつ
耐えるエネルギーは未来に充電されている。未来に開花するまで耐え抜くことを知る人。
⑪ 人生二度なし
人生の要諦。盲亀浮木。明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぶ人。
弊社で働く一人ひとりが「人財」となり100年企業を目指して参りましょう。
合掌