友人から、同業者の方が出版した御本が送られてきました。作者の木南一志(きみなみ かずし)さんは、掃除道の鍵山秀三郎さんを師匠とあがめる方です。
 「明日へ」と書かれた詩集には、豊かに人生を生きる数多くの言葉がちりばめられています。
 4篇を紹介します。共に味わいさせてください。

「幸せであること」
 幸せであることは裕福なことではない。
 幸せであることは成功の証ではない。
 幸せであることは地位の高さではない。
 幸せであることはモノではない。
 幸せは自分の心の価値。
 味わうことのできる心の深さを持ちたい。
 幸せであることは
 他人に決めてもらうことではない。
 できることなら小さなことに喜びを。
 できることなら見えないものに感謝を。
 幸せはいつも自分のすぐそばで待っている。
 気づいてくれるのを待っている。

「磨き込む」
 人生を豊かに生きるなら。
 自分を鍛えることだ。
 自分自身を鍛えるためには懸命になること。
 自分を立派にすることを心から願うこと。
 本心からこれが実行できれば
 苦痛もなくなる。
 自分から挨拶しよう。
 自分から行動しよう。
 「自分から」というスローガンは
 苦痛をなくすためでもある。
 懸命に続けると自分が磨かれていく。
 そこから先が問題である。
 気を込めて続けるとその先の何かが変わる。
 磨き込むということは自分を創ること。
 その自分はいつでも一緒に連れて行ける。
 重くもないしお金もかからない。
 磨き込むと光輝くものだ。
 信念を持って続けたい。

「考える」
 結果が求められる。
 それも早く、安く。
 考える時間がない。
 そんな結果にろくなものはない。
 じっくり考えて実行したい。
 考える時間をつくるのである。
 成功事例を記録しても結果は出ない。
 やってみることでしか出ないのだ。

「待つ」
 土を耕す。種をまく。水を与える。
 芽が出るまでじっと待つ。
 芽を出すことを助けるわけにはいかない。
 自分の力で芽を出すのを待つことしかできない。
 そこには祈りもあるだろう。
 こんな形で、こんな色で咲いてもらいたい。
 しかしどこにも保障はない。
 見えないけれど、じっと待つことしかできない。
 どうぞ芽吹いてください。
 そんな思いが通じてもらいたい。
合掌