本年9月1日、グループ企業の星和化成㈱に健康経営優秀賞が大村愛知県知事より授与されました。健康経営優良法人認定を2017年8月から6年連続で受賞したことやブライト500に2年連続で選ばれたことなどが重なっての受賞です。愛知県約7,000社の受賞対象企業のうち30社のみに与えられた栄誉です。総務部の女性たちの「社員に少しでも健康に働いて頂きたい」という強い思いが伝わってきます。 今後とも健康経営の認定企業で在り続けたいと思います。

 さて、表題のウエルビーイングという言葉ですが、「継続的な幸福感を持ち続けること」という意味です。その場限りの「ハピネス」とは違っています。幸福の定義は「肉体的、精神的、社会的にもすべて満たされた状態」です。この状態がずっと長く続いていることを評して、ウエルビーイングと言います。この分野の研究家の前野隆司さんによると、幸せという感覚は、とても科学的に研究されるようになり、幸せな人は創造性が3倍高いこと、生産性が1.3倍高いこと、寿命が7年から10年長く、しかも肉体的に健康であること、が分かってきたそうです。

 ウエルビーイング企業のトップランナーに、伊那食品工業、ネッツトヨタ南国、西精工などの会社があり、3社に共通することは、社員たちがまず幸せに仕事をして会社生活を送っていること。そして、人としての成長を目指すこと、会社へ行くのが楽しみであること、みな家族のように仲がよいこと、全てが幸せの条件になります。その条件は「やってみよう」因子(目標に向かって主体的に努力を続けられる人)の1部であるやりがいを持ち、感謝を忘れず利他が循環する「ありがとう」因子(他人のために貢献したい気持ちが強い人)があり、「なんとかなる」因子(ポジティブに考える人)のチャレンジ精神に満ちて新製品や新たな工夫が生み出され、そして「ありのままに」(本当の自分らしさを探して磨く人)それぞれの個性が生かされている。そして、給料や利益のために働くのではなく、仲間と共に仕事をすること自体を楽しみ、それぞれに改善や工夫を凝らし、生き生きと働くこと自体を楽しんでいる、ということのようです。

 健康経営には、2本の柱があると思います。1つは病気のない健康な体。そして、もう1つはウエルビーイングな心の状態を保つことです。この心の状態を保つ簡単な3つの方法を紹介します。
 ① 大きな声で人より先に挨拶をする。
 ② 小さなことでも大きく感謝する。
 ③ 人の喜ぶことを率先して行なう。
 ウエルビーイングの手始めとしてこの3つの実践から始めてはいかがでしょうか?
 「人生は幸せになったもん勝ち」最近この言葉が響きます。皆さんで幸せになってまいりましょう。ウエルビーイング経営をしてまいります。
合掌