5月14日に、39県で日本政府は緊急事態宣言の解除を発表しましたが、第一次世界大戦中のスペイン風邪では、第1波より、第2波の方が死者の発生率が高かったことを考えると、これからも十二分に警戒し、マスク、うがい、三密排除は生活の中に定着させるべきですね。
 何事も必然必要と考えますが、今回のコロナが我々を苦しめているのは何故でしょうか? 
 ある教授の話によると、「世界の実体経済を1とすると、本来運営するために必要な資金は3から4倍なのに、20倍前後の資金が国際金融市場でフローしている。行き過ぎた信用創造が世界経済を運営している」といいます。なるほど世界を覆う貧富の差を見ても頷くことができます。コロナの意味は、月に太陽が重なりリングに見える金環のことです。文字通りお金の循環を阻害する菌と表現できます。行き過ぎた信用経済を是正させるために発生していると言えないでしょうか?    
もう一つは、ある手紙からの文章です。抜粋します。

「地球は叫んだけれど、あなたは聞くことを拒んだ。大規模な洪水、厳酷な火災、猛烈な竜巻は地球の助けを求める叫びだった。海洋生物が水中の汚染物質により死んでいく。異常な速さで溶けていく氷河、厳しい旱魃。どれだけ地球がひどい扱いを受けているのか、あなたは聞こうとしなかった。地球があなたに伝えようとしていることを心配するより、最新のiPhoneを手に入れるほうがもっと大切だった。それで私は生まれた…。そして私は世界を一気にストップさせた。やっと私はあなたに耳を傾けさせた。私はあなたに熱を与える。地球で起こる火災のように。あなたに呼吸器障害を与える。地球の大気汚染のように。私はあなたの安楽を奪った。あなたの外出、仕事をストップさせた。そして今、一部の大気汚染は改善され、ゴンドラを使わないベニスの水は澄んで、イルカが泳ぐ。あなたは自分の人生で何が大切かを深く考えなければならなくなっている。もう一度言う。私はあなたを罰しているのではない。私はあなたの目を覚まさせるために来たのだ・・・」

 題名は、『コロナから人類への手紙』でした。必要必然の理由にしても大変衝撃でした。我々は今後とも地球といかに共存していくべきか真剣に考えるべきです。それは、地球と人を本当に愛し、大切にしていくことに尽きるのではないでしょうか。まさに「今こそ地球に恩返し」。すべてのことに感謝ですね。                     

合掌