4月入社の新入社員の皆さんへ
 数多くの中小企業から当社を選んでいただき、心より感謝します。昨年の「愛たいむす5月号」に『新入社員に送る言葉』があります。当社ホームページを参照ください。期待しています。
 さて、4月24日現在、全世界で約280万人の新型コロナウイルス感染者が出ています。日本では1万3千人程です。中国以外で初めてコロナが大きく報道されたのはダイヤモンドプリンセス号でした。また、春節で日本を訪れた多くの中国人の置き土産があったと思います。それでも、これだけの人数で留まっているのは何故かを考えてみますと、日本は①手洗い、マスクをするなど衛生的②街並みはいつも掃き清められている③握手よりお辞儀が優先などの社会的距離間④食事は内食がメイン⑤ほぼ上下水道が整備され、下水の処理は完璧である、などが理由として挙げられます。これらにより感染者が少ない現状が、世界から大きな注目を浴びつつあります。  
 アフターコロナでも心配な次なる未知のウイルスに対抗していく方法が追及されたとき、世界は日本のやり方を学ぶと思います。まず、衛生観念の向上、清潔さの追求が起こり、上下水道の整備、外食産業の許可の厳格化、内食が見直され、自分で食材を購入、調理する文化の台頭等が起こるのではないでしょうか。これらに伴う、建設浄化技術、スーパーやコンビニ等の食材の衛生管理方法、消毒・殺菌機能・香料の付加価値を付けた衛生用品などは、日本には世界に先んじたノウハウがあり、そういった技術の伝播をしていくことで日本経済は回復し、そして、自己中心的な国家に対する国際的な批判がなされ、一帯一路戦略が挫折するなどの可能性があるかもしれません。さらには、「和」の心を大切にする日本人との結束を強くしたい国家が多く現れると思います。日本はアフターコロナを楽しみにしていいのではないでしょうか
 ところで、このコロナ禍は世界経済を狂わせていますが、一方欧州や中国があれほど叫んでいた「CO2」の削減が見事にできています。これが一番の解決の道だったのです。叫ぶ人にとっては正に救世主だったかも知れません。また行き過ぎた工業社会の中であまりにもモノを溢れさせすぎ、世界中の人々と共存することを忘れた先進国に落とされた怒りの「いかづち」かもしれませんね。
 我々は小さなことや当たり前のことを大きく感謝することを忘れてはいけない。吾ただ足るを知る<吾唯足知>。アフターコロナの生き方ではないでしょうか。

合掌