まずは、歴代の広報委員の皆さんのお陰で『愛たいむす』が第100 号を迎えることができ、発行責任者として大変嬉しく思っています。永年携わっている皆さん、本当にありがとうございます。そして、広報委員の要望に応じて記事を投稿して頂いた社員の方々にも深く御礼申し上げます。

 社内報のきっかけは、故坂田道信『ハガキ道』伝道者の「“ひとり新聞”を書くと人が成長する」との話を聞いて、いつか発行したいと思っていました。そんな折、株式会社タニサケの松岡会長が主催する「タニサケ塾」に参加して驚いたことは、株式会社タニサケ様では、社員一人ひとりが本当に活き活きとして、楽しそうに仕事をしており、しっかり利益も出している。当時の弊社とは雲泥の差を感じました。「どうしたらこのような立派な会社になれるのだろうか」と相談したところ、「ありがとうカード」、「改善提案制度」、そして「社内報」を発行することを推奨されました。

 「ありがとうカード」、「改善提案制度」の二つは比較的スムーズに立ち上がりましたが、「社内報」は半ば強引に編集長を指名した(本当にすみませんでした)やらせ仕事で、A3サイズの紙1枚でスタートしました。ときには表紙を飾るトピックスがなくて、「言葉」のみの表紙になったこともあります。編集長からも降りたいと申し出があり、存続が危ぶまれることもありました。第20号発行にあたり、再度原点に立ち返って松岡会長に教えを乞うたものです。当時すでに、株式会社タニサケ様の社内報『フレッシュタニサケ』 は第300号を超えていて、長続きの「こだわり」を教えて頂きました。一つは人生の応援で、社員の皆さんのお役に立てるような人生や経営のヒントとなる記事を掲載する。一つは常に積極的で明るく楽しい前向きな紙面を心掛ける。一つは手を抜かないで各記事の隅々まで気を配る。松岡会長からは毎号、校閲と貴重なアドバイスを頂戴しています。第100号を迎えて改めてこの「こだわり」を振り返ってみると、今の社内報では、できていないところも多くあり、反省の思いがあります。再度、広報委員と共有したいと感じています。

 弊社は2030年に大きな目標を掲げています。これから非常に高い山に登らなければいけないです。このためにも本当の幸福感に気付くことが大切です。本当の幸福感とは継続的な幸せを得るための能力を獲得した時に感じる力です。この力があれば、良い境遇やビジネスの成功を手にでき、その結果、高い山に登れるのです。

 社内報にも本当の幸福感についてのヒントを入れて参ります。全員で幸せになって参りましょう。ウエルビーイング!

合掌