輝く2024年の幕開けです。

 本年もみなさんのお力添えを頂戴し、ウエルビーイングを共通の想いにして、資源循環型の企業としてプラリサイクルを通じて社会貢献して参ります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 新年の幕開けというと年賀状を読むことが自分にとって一番の風物詩になっています。年賀状は既に古臭い文化となりかけて、頻繁に今年で年賀状を止めるという挨拶文をいただくようになりました。聞くところによると、7年前の半分の13億4千万枚しか、配達されないようです。まさに衰退の一途をたどる年中行事になっています。メールのやりとりが当たり前になっている昨今、改めて正月に挨拶を交わすこともないということでしょうが、そこを敢えて年賀状を出すのです。もちろん年賀状のやりとりしかなくなってしまった人もたくさんいます。そんな人たちも、今でも無意味ではないと考えています。61年の人生の中で、とても大切な時間を共有した、貴重な人々だと思うからです。その人に年賀状を出す時、ふと昔の姿を思い出しながら、同時に自分の若い時のことも思い出して、恥ずかしいことばかりだった自分を笑ったりするのです。

 今は、残念ながら、名刺交換して、いろいろなお話ができて、年賀状を書いても、返信されるのは10人に1人くらいです。自宅の住所を簡単に聞ける時代ではなくなったため、会社に出すことはありがた迷惑な感覚も受けます。新しい方に出す年賀状の枚数も一向に増えなくなってしまいました。そしてやはり、謹賀新年の言葉や住所は印刷でも、手書きで一言コメントを添えます。今はおつきあいが無くなってしまった方には「いついつまでもお元気で」などの簡単なものです。毎日会っているような人たちには、元気が出て、やる気が生まれるような比較的長文のコメントを添えます。こちらが、懸命に書いていると、不思議と相手にも伝わり、翌年からは、心と気持ちの伝わる年賀状として返ってくるようになり、何度も繰り返し読ませていただいております。

 初詣に行って、帰ってきたところにみなさんから届くコメント入りの年賀状を読むことが、自分にとって年始の一番の楽しみであり、また、1年みなさんと共に乗り越えていくぞ、と誓う瞬間になります。

合掌